情報発信は「HOW」ではなく「WHAT」

情報発信は「HOW」ではなく「WHAT」

先日登壇させていただいた「池田つむぐ講座」にて(イベントレポートはこちら)、大学生に向けてこんなお話をしました。

どんな情報発信をするかよりも、何を情報発信するかの方が圧倒的に大切です」

情報発信のノウハウやテクニック、セオリーはかずあれど、肝心の中身がなければ意味がないよね、と。しょっぱなから元も子もない話をしたことには訳があります。

情報発信を仕事にしていると各所からこんなことを聞かれます。

  • どんな情報発信が効果的ですか?
  • どうすれば集客できますか?
  • WEBって効果あるんですか?
  • 効果的な情報発信方法を教えてください!

今回声をかけてくれた学生団体の方たちも、こんな悩みを抱えているようでした。質問に答えるためには、わたしから聞かなければならないことがあります。

  • 誰のためにするのか
  • なぜする必要があるのか
  • することによってどんな効果があるのか
  • どんな行動に出て欲しいのか
  • 対象はどんな人でどんなツールを使って情報収集をするのか

企画とは「何をするのか」だけを決めれば良いものではありません。企画は目的を達成するために行うもの、情報発信は、企画を成立させるためのツールです。ツールばかりに気を取られて、本来の目的を忘れては本末転倒。情報発信の方法は、目的と対象が定まれば自ずと絞られてくるもの。

情報発信について考えるのは、前提と内容に自信を持ててからでも遅くはありません。

この記事を書いた人

Yamamoto Maya

観光ライター/地域コンテンツデザイナー/イベントプロデューサー
兵庫県出身長野県在住。国立大学文学部、出版社勤務を経て2016年にフリーランスとして独立。長野県の御朱印・社寺紹介サイト「ごしゅメモ」信州のスキマを好きで埋める「Skima信州」など5サイトを運営。外部メディアにてライターを務める傍ら、長野県内観光サイトの企画や地域イベントの運営などに携わる。